貸出しサイクルの海外でのレンタル事情について知りたい人に教えます
貸出しサイクルの海外でのレンタル事情について知りたい人、いませんか?
貸出しサイクルの海外でのレンタル事情について、紹介したいと思います。
日本で貸出しサイクルのレンタルは、あまり一般的ではありませんが、フランスやドイツ、オランダ、デンマーク等のヨーロッパでは貸出しサイクルのレンタルが一般的で、そのおおくが完全自動化で運営されています。
自転車は化石燃料を使わず、温室効果ガスがふくまれる排気ガスを出さないので地球にやさしい乗り物です。
環境先進国のヨーロッパで貸出しサイクルのレンタルは、排気ガスを出さないクリーンな乗り物として一般的です。
フランス
フランスのパリでは、貸出しサイクル『ヴェリブ(Velib)』として人気で、料金は基本利用料金+使用料で、使用料は30分1ユーロ(約122円)からレンタルできます。
事前に長期会員登録して、クレジットカードで支払います。
フランスでパリ以外の都市では、ラ・ロッシェル(La Rochelle)、ストラスブール(Strasbourg)、リヨン(Lyon)、レンヌ(Rennes)、ボルドー(Bordeaux)、エクサン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)、グルノーブル(Grenoble)、トゥールーズ(Toulouse)といった都市で利用されています。
ドイツ
ドイツのフランクフルトでは、貸出しサイクル「Call-a-Bike(コール・ア・バイク)」が展開されドイツ鉄道の子会社がレンタルの運営をしています。
同社はいぜんから「都市間の移動には鉄道」を、そして「駅から目的地まではレンタカー」という旅行スタイルを提案してきたわけですが、これに貸出しサイクルを加えることで、列車に乗る前から降りた後まで旅をトータルコーディネートするのがコンセプトです。
利用方法は、あらかじめインターネットなどを使って住所・氏名・身分証明番号(外国人ならばパスポート番号)・所有する携帯電話の番号・クレジットカード番号を登録しておき、使用時には、この携帯電話が貸出しサイクルの「利用キー」になり、暗証番号はここに送られてきます。
この暗証番号を貸出しサイクルの「ちいさな液晶タッチパネル」に入力すると解錠でき、レンタルすることができます。
利用料金はすべて利用した時間で計算され、割引システムもあり1時間レンタルすれば4.8~6.4ユーロ(約586~780円)かかり、これに携帯電話の通話料金がかかります。
イタリア
イタリアでは、おおくのホテルが貸出しサイクルのサービスを展開しています。
料金は都市によって違いますが、リミニでは、24時間18ユーロ(約2196円)でレンタルしています。
イタリアはほそながい国で、日本と同じで山がたくさんあり、坂がおおく郊外には街灯がすくないため、日没になると道が真っ暗です。
コンビニがないので、じぜんに携帯品の準備が必要です。
デンマーク
デンマークは、”自転車先進国”を代表する国の1つです。
デンマークの首都コペンハーゲンは、自転車利用者のための設備がいろいろ整っています。
列車に自転車とともに乗っていきます。
ヨーロッパでは、日本よりも自転車利用者にやさしい国がおおく、列車に自転車をそのまま(解体せずに)乗せられるいがいにも、自転車専用レーンが整備されていたり、駐輪場が豊富にあったり、街のあらゆる場所で自転車をレンタルすることができます。
日本では自転車レーンはまれですが、コペンハーゲンでは主要な道路にはたいてい自転車専用レーンが設置されていて、自転車レーンを通った自転車を1台ずつカウントする「自転車カウンタ」まで設置されています。
1時間レンタルして、25デンマーク・クローネ(約450円)かかります。
オランダ
オランダは、坂道がすくなく平坦な道がおおい、自転車先進国1位の自転車最先進国です。
オランダのアムステルダムでは完全自動化ではなく、店頭貸出しで、貸出しサイクルショップがあり、パスポートやクレジットカードの引換だけで簡単に自転車をレンタルできます。
お店によってはコピーだけでいいところと、原本を預けなければいけないところがありますが、返却時に必ず返してもらえるので心配ありません。
料金は1日約9〜13ユーロ(約1098~1586円)。一定時間だけ自転車を利用したい人は、時間ごとでもレンタル可能です。
機種
海外の貸出しサイクルでは国や地域によってことなりますが、一般的な自転車(いわゆるママチャリ)やロードバイク、クロスバイクを貸出ししているようです。
アメリカの自転車メーカーとして有名な、トレックバイシクルやキャノンデールも貸出ししているかもしれません。
パンクした場合
もし、レンタルした自転車が走行中パンクした場合、レンタルした店舗に戻って、あたらしい自転車に交換してもらうようです。
店舗からはなれた場所でパンクした場合、ちかくの自転車屋で修理してもらうか、自分で修理してもらうそうです。
仮に田んぼ道など、ちかくに自転車屋がない場合は、自分で直すしかないので、簡易修理キットを持参するそうです。
そのため、自転車をレンタルするときはタイヤの空気圧などチェックしておくそうです。