「クロスバイクとシティバイク(ママチャリ)の徹底比較検証(ブレーキ編)」

クロスバイクは、ロードバイクとシティバイク(以降ママチャリ)の中間に位置して、ロードバイクに比べるとスピードはでませんが、乗りやすく、初めてクロスバイクに乗った方でも30分ほど乗っていれば乗り慣れる、一つ一つの部品が効率よく力が伝わる「高性能のスポーツバイク」です。
 

クロスバイク写真
 

一方、ママチャリは、安価でそこそこ丈夫ですが、車体が重く、一つ一つの部品の力効率も悪く、スピードがでません。

しかし、汎用性があり、世界中どこにでもあり、乗りやすく誰でも乗れます。
 

ママチャリ写真
 

以前にもクロスバイクとママチャリとの比較をしてみましたが、ロードバイクとママチャリの中間に位置する『クロスバイク』と『ママチャリ』は、見た目でも性能でも違うので、今回は、「実際に何が違うのか?」各部位ごとに徹底比較検証してみたいと思います。

クロスバイクのブレーキ

クロスバイクは、機種にもよりますが、よりロードバイクに近いものは、衝撃を吸収しにくく、部品が繊細なため、走行中の振動により、ブレーキ周辺の位置を固定しているネジなどの部品が緩み、そのため、ブレーキの位置がズレます。

具体的に言うと「真ん中から、片方に寄っていないか?」などです。
 

クロスバイクのVブレーキ画像
 

クロスバイクは、シティバイク(ママチャリ)に採用されているブレーキよりも、高性能で繊細な、Vブレーキが採用されているものが多く、原理は「回転する車輪の側面をブレーキのパッドで、挟み込んで摩擦で止めるタイプ」で、シティバイクと殆ど同じです。

Vブレーキは、ブレーキの位置が走行中の振動によって片側にズレるので、定期点検が必要です。

ブレーキがどちらかに寄ってしまうと、ブレーキが車輪に接触して、走行中に異音がすることがあるので、異音がしたらチェックしてください。

車輪とブレーキが絶えず接触して、摩擦により絶えず軽くブレーキを掛けている状態になり、走行中のスピードが下がってしまいます。

走行中、異音がしたら要チェックです。

あるいは、定期的にブレーキの位置をチェックして、位置がズレていたら、自分で修正するか自転車屋に持っていきましょう。

ママチャリのブレーキ

ママチャリに付いているブレーキは、一般的なキャリパーブレーキです。

キャリパーブレーキの名前の由来は、測定工具のキャリパーに形が似ていることから付いていて、そもそも「キャリパー」の意味は、「挟む」です。

キャリパーブレーキは、ロードバイクにも付いていて、Vブレーキほどではないですが、制動力がそこそこあり、軽量で小型、比較的安価なので、汎用性の高いシティバイクには最適です。

ママチャリのブレーキは、殆どがこのキャリパーブレーキになります。

ママチャリの最大の特長は、とにかく生活に密着していて、性能はそこそこでいいので安価というところがメリットなので、ほとんどのママチャリにキャリパーブレーキがついているのでしょう。

ママチャリは、クロスバイクよりも振動を吸収するうえ、キャリパーブレーキはVブレーキより位置がずれにくいので、ブレーキの位置が片側による心配は少ないです。

そのため点検も、クロスバイクは、3ヶ月に一度の割合で必要ですが、ママチャリなら6ヶ月に一度で十分です。

こういう使い勝手の良さが、ママチャリの魅力の一つです。
 

キャリパーブレーキ画像