自転車の注油について
自転車の注油について、間違った油の差し方をしてる人、居ませんか?
正しい油の差し方、教えます。
自転車の注油は、いくつかポイントがあり、間違った注油をしてしまうと、自転車の寿命を延ばすどころか、かえって自転車の寿命を縮める結果になってしまいます。
いくつか注油のポイントを解説いたします。
注油の目的は、主に「サビ防止」と「潤滑油」の目的があります。
注油のポイントは、車輪とペダル、チェーンが一般的な常識です。
稼動部分に注油することで、油が潤滑剤となり、摩擦が減り、より力が効率的に伝わり、自転車の運動効率をあげます。
しかし、ここで大きな間違いが、車輪に防錆潤滑剤の油(乾く油)を注油してしまうと、車輪の内部に入っているグリス(乾かない油)が溶け出してしまい、かえって自転車の寿命を縮める結果になってしまいます。
車輪への注油は、止めましょう。
注油してはいけない箇所、三点の写真です。
注油してはいけないのは、「前輪の駆動部内部」と「ペダルのフレームと車体との駆動部内部」、「後輪の駆動部内部(ただし、車輪の外側にあるギアチェンジ部分には、注油しても可)」です。
この内部には、グリスが入っているので、注油は止めましょう。
また、サビ防止の目的で、ネジ穴への注油を忘れないようにしましょう。
軽く防錆スプレーで、油を吹きかけて、雨水や汚れを吹き飛ばすだけで十分です。
ネジ穴には、雨などで水が溜まってしまい、ここからサビが発生して、ネジ穴周辺をサビが侵食していきます。
そして、塗装の無いところや塗装の剥がれたところ、傷などにもウェス(ボロキレ)に防錆剤を染み込もせてから拭いてください。
錆び難くなり、自転車が長持ちします。
以上が、自転車を長持ちさせるポイントになります。