マウンテンバイクとロードバイクの比較3
今回も、ロードバイクとマウンテンバイクの違いについて、比較してみたいと思います。
マウンテンバイクは、タイヤが太く厚く、パンクにも強く、めったにパンクしません。
マウンテンバイクは、丈夫で障害物に強い分、車体が重く、タイヤの摩擦も大きいので、ギアを最速にしてもあまりスピードがでません。
マウンテンバイクは、サイクリングにあまり向かない自転車で、マウンテンバイクという名前だけあって、登山や悪路の移動に向いています。
一方、ロードバイクは、一つ一つの部品が、効率よく力が伝わるようにできている、「超高性能のスポーツバイク」なので、スピードがでて、乗ってみると風をきるように、爽快にサイクリングできます。
主に車道や舗装された道路の走行に適していて、車道や舗装された道路なら、まさに「風を切って疾走る」という感覚を体感できます。
以下に、対象的な2つの自転車、ロードバイクとマウンテンバイクの違いについて、各部位毎に比較検証していきたいと思います。
ギアチェンジ
マウンテンバイクは、両方のハンドルにギアチェンジ(一般的な自転車についているグリップ回転式のギアチェンジ)がついていて、右手側に付いているギアチェンジが、一般的な自転車についているメインのギアチェンジで、後輪のギアを操作するグリップシフトになり、左手側に付いているギアチェンジが、サブ的なギアチェンジのフロントギアを操作するグリップシフトになります。
大体、右手側のフロントギアを操作するギアチェンジが3段で、右手側の後輪のギアを操作するメインのギアチェンジが7段前後です。
チェーンの張りが、張り過ぎたり、緩みすぎたりしないように、右手側のメインのギアチェンジに対して、左手側のサブのギアチェンジで、適度なチェーンの張りになるように調整しましょう。
右手側のメインのギアチェンジで操作するギアチェンジの部品が、こちらの写真の箇所です。
そして、左手側のサブのギアチェンジで操作するギアチェンジの部品が、こちらの写真の箇所になります。
一方、ロードバイクは、前後のギアで20速以上の変速が可能で、ロードバイクのギアチェンジは左右2つずつ4本のシフトレバーで操作します。
とても、初めてロードバイクに乗る人は、操作できません。
マウンテンバイクと同じで、右手で操作するギアチェンジの部品と左手で操作するギアチェンジの部品が違います。
右手で、後輪に付いているギアチェンジ部品を操作し、左手でペダルのフレームの上に付いているギアチェンジ部品を操作するのです。
この、左右のギアチェンジ部品の位置で、チェーンの張りも変わるので、この操作が必要になります。
ロードバイクなどでは、このようにハンドルの両方に2つのギアチェンジレバーがあるのが普通です。
ロードバイクを乗ったことがない人は、「両手にある、2つのギアチェンジレバーを操作する」ということがあまり無いので、チェーンの張りを調整するという感覚がわからないと思います。
ロードバイクに挑戦する練習台として、「乗りやすいマウンテンバイクで、両手のギアチェンジの操作に慣れて、チェーンの張りを調整する感覚を掴んでから、ロードバイクに改めて挑戦してみる」というのも良いかもしれません。