ロードバイクやクロスバイクのレンタサイクル事情について
ロードバイクやクロスバイクのレンタサイクル事情について、解説したいと思います。
(注意 思い込みや見聞きした話も含まれているので、内容は正確ではありません。)
日本でレンタサイクルはあまり一般的ではありませんが、フランスやドイツ、オランダ、デンマーク等のヨーロッパではレンタサイクルが一般的で、そのおおくが完全自動化で運営されています。
レンタサイクルは化石燃料を使わず、温室効果ガスがふくまれる排気ガスを出さないので、地球にやさしい乗り物です。
環境先進国のヨーロッパでレンタサイクルは、排気ガスを出さないクリーンな乗り物として一般的です。
海外のレンタサイクルでは国や地域によって異なりますが、一般的な自転車(ママチャリ)やロードバイク、クロスバイクを貸出しているようです。
1.リミニ
イタリアでは、おおくのホテルがレンタサイクルのサービスを展開していて、ロードバイクを貸出しています。
料金は都市によってちがいますが、リミニでは、24時間18ユーロ(約2196円)で貸出しています。
イタリアは細長い国で、日本とおなじで山が沢山あり、坂がおおく、郊外には街灯がすくないため、日没になると道が真っ暗です。
コンビニがないので、事前に携帯品の準備が必要です。
2.ハワイ
ハワイ・ホノルルでは、クロスバイクを貸出していて、太めのタイヤにキャリヤとフェンダーが装備された自転車を貸出しているようです。
ホノルルは観光地だけあり、日本語が話せるスタッフが常駐しているところも複数あるそうです。
貸出には、クレジットカードやパスポートなどの提出が必要になりますが、料金は一日借りて15~30ドル(約1650~3300円)かかるそうです。
注意が必要なのは、ハワイはアメリカなので車も自転車も右側通行です。
そして、基本的に右折は赤信号でも可能で、左側から向かってくる直進車に注意しながら右折することになるのですが、タイミングのとり方が日本の右折と異なるので、なれるまで時間がかかります。
3.台湾
台湾ではレンタサイクル『GIANT』が人気で、ロードバイクとクロスバイクをレンタルしています。
貸出は店頭貸出で、レンタル時に身分証明書の提出が必要で、返却は他の『GIANT』店舗でも可能です。
料金は1時間レンタルして150元(約525円)で、1日上限で1000元(約3500円)になるそうです。
台湾のレンタサイクルの自転車状態にはバラツキがあるので、借りるときには、十分自転車の状態を確認してから借りましょう。
台湾もホノルルと同じで右側通行ですので、なれるまで注意が必要です。
4.フランクフルト
ドイツのフランクフルトでは、レンタサイクル「Call-a-Bike(コール・ア・バイク)」が展開され、ドイツ鉄道の子会社が運営しています。
同社は以前から「都市間の移動には鉄道」を、そして「駅から目的地まではレンタカー」という旅行スタイルを提案してきたわけですが、これにレンタサイクルを加えることで、「列車に乗る前から降りた後まで旅をトータルコーディネートする」のがコンセプトです。
貸出している自転車は、ロードバイクやクロスバイクではなく、一般的な自転車になります。
利用方法は、あらかじめインターネットなどを使って、住所・氏名・身分証明番号(外国人ならばパスポート番号)・所有する携帯電話の番号・クレジットカード番号を登録しておき、使用時にはこの携帯電話が自転車レンタルの「利用キー」になり、暗証番号はここに送られてきます。
この暗証番号をレンタサイクルの「小さな液晶タッチパネル」に入力すると、解錠できます。
利用料金は、すべて利用した時間で計算され、割引システムもあり、1時間使用すれば4.8~6.4ユーロ(約586~780円)かかり、これに携帯電話の通話料金がかかります。
5.アムステルダム
オランダは、坂道がすくなく平坦な道がおおい、自転車先進国1位の自転車最先進国です。
オランダのアムステルダムでは、完全自動化ではなくレンタサイクルショップがあり、店頭貸出しで、パスポートやクレジットカードの引換だけで簡単に自転車を借りることができます。
オランダでは、ロードバイクやクロスバイクではなく一般的な自転車を貸出しています。
お店によっては、コピーだけでいいところと、原本を預けなければいけないところがありますが、返却時に必ず返しててもらえるので心配ありません。
料金は1日約9〜13ユーロ(約1098~1586円)。
一定時間だけ自転車を利用したい人は、時間ごとでもレンタル可能です。
・パンクした場合
もし、借りた自転車が走行中パンクした場合、借りた店舗に戻って、あたらしい自転車に交換してもらうようです。
店舗からはなれた場所でパンクした場合、ちかくの自転車屋で修理してもらうか、自分で修理してもらうそうです。
仮に田んぼ道など、ちかくに自転車屋がない場合は、自分で直すしかないので、簡易修理キットを持参するそうです。
そのため、自転車を借りるときはタイヤの空気圧などチェックしておくそうです。