マウンテンバイクとロードバイクの比較7
今回も、ロードバイクとマウンテンバイクの違いについて、比較してみたいと思います。
マウンテンバイクは、タイヤが太く厚く、パンクにも強く、めったにパンクしません。
マウンテンバイクは、丈夫で障害物に強い分、車体が重く、タイヤの摩擦も大きいので、ギアを最速にしてもあまりスピードがでません。
マウンテンバイクは、サイクリングにあまり向かない自転車で、マウンテンバイクという名前だけあって、登山や悪路の移動に向いています。
一方、ロードバイクは、一つ一つの部品が、効率よく力が伝わるようにできている、「超高性能のスポーツバイク」なので、スピードがでて、乗ってみると風をきるように、爽快にサイクリングできます。
主に車道や舗装された道路の走行に適していて、車道や舗装された道路なら、まさに「風を切って疾走る」という感覚を体感できます。
以下に、対象的な2つの自転車、ロードバイクとマウンテンバイクの違いについて、各部位毎に比較検証していきたいと思います。
カゴ
カゴはマウンテンバイクにも、ロードバイクにも付いていません。
前提として、「マウンテンバイクにもロードバイクにも、カゴは無いもの(手荷物は持っていないもの)」という前提条件なのでしょう。
逆に言えば、「マウンテンバイクやロードバイクに乗るなら、荷物は置いていきましょう」という概念すら感じます。
カゴが付いているロードバイクは、殆ど見たことがありません。
多様性のあるクロスバイクなら、一部カゴ付きの機種もありますが、「山や渓谷などの、舗装されていない悪路(オフロード)を走る」ことを目的とするマウンテンバイクや、「舗装された道路や、車道をひたすら速く疾走る」ことを目的とするロードバイクは、カゴ付きの機種は殆どありません。
仮に、マウンテンバイクにカゴが付いていて、物が入っている場合、舗装されていない悪路を走ったり、山や渓谷などを勢い良く飛び下りたり、段差の激しい障害物のある道を走ったら、カゴに入っている物が落ちそうになったり壊れそうになったりして、気になって、邪魔になる可能性があります。
一方、仮に、ロードバイクにカゴが付いていて、物が入っている場合、カゴと物の分だけ車体が重くなり、カゴと物の面積分の空気抵抗が強くなって、走行速度が下がってしまいます。
荷物があるのであれば、マウンテンバイクやロードバイクに乗るのはやめて、シティバイクにするか、コインロッカーなどに荷物を預けてから、マウンテンバイクやロードバイクに乗るようにした方が懸命です。
あるいは、体に取り付けられるタイプのリュックなどを用意して、邪魔にならないようにしましょう。
以上、今迄、マウンテンバイクとロードバイクについて、各部位の比較検証をしてみました。
使用時や購入の際に、参考にしてみてください。