「ロードバイクとシティバイク(ママチャリ)の徹底比較検証(ブレーキ編)」
ロードバイクは、クロスバイクよりも高性能な「超高性能のスポーツバイク」なので、スピードがでて、乗ってみるとクロスバイ以上に風をきるように、爽快にサイクリングできます。
一方、シティバイク(以降ママチャリ)は、安価でそこそこ丈夫ですが、車体が重く、一つ一つの部品の力効率も悪く、スピードがでません。
しかし、汎用性があり、世界中どこにでもあり、乗りやすく誰でも乗れます。
今回は、ロードバイクとママチャリについて「実際に何が違うのか?」各部位ごとに徹底比較検証してみたいと思います。
ママチャリのブレーキ
ママチャリに付いているブレーキは、一般的なキャリパーブレーキです。
キャリパーブレーキの名前の由来は、測定工具のキャリパーに形が似ていることから付いていて、そもそも「キャリパー」の意味は、「挟む」です。
キャリパーブレーキは、クロスバイクについているVブレーキほどではないですが、制動力があり、軽量で小型、比較的安価なので、汎用性の高いママチャリには最適です。
ママチャリのブレーキは、殆どがこのキャリパーブレーキになります。
ママチャリの最大の特長は、とにかく生活に密着していて、性能はそこそこでいいので安価というところがメリットなので、ほとんどのママチャリにキャリパーブレーキがついているのでしょう。
ママチャリは、ロードバイクよりも振動を吸収するうえ、キャリパーブレーキはクロスバイクで使われているVブレーキより位置がずれにくいので、ブレーキの位置が片側による心配は少ないです。
そのため点検も、ロードバイクやクロスバイクは、3ヶ月に一度の割合で必要ですが、ママチャリなら6ヶ月に一度で十分です。
こういう使い勝手の良さが、ママチャリの魅力の一つです。
ロードバイクのブレーキ
ロードバイクは、ママチャリと同じ、キャリパーブレーキがついています。
キャリパーブレーキは、フレームに、中央にあるボルト1つで固められていて、ブレーキ本体の左右のアームが短く、少ないワイヤーの引きシロでブレーキの制動力をコントロールでき、精度の高い速度調整が可能なので、ロードバイクに採用されています。
ロードバイクの場合、ドロップハンドルについているブレーキレバーが、「水平の角度で、ドロップハンドルからブレーキレバーを前から後ろへ引く」握りなので、ママチャリやクロスバイクのように、「ブレーキレバーをハンドルから、下から上に引き上げる」のと違い、ロードバイク独自のブレーキの握り方に慣れるのが、時間がかかるでしょう。