「成田山公園紅葉(もみじ)まつりについて(後編:紅葉中の11月版)」
11月10日㈯から11月25日㈰は、「紅葉まつり」が開催されます。
「紅葉まつり」では、10日㈯、11日㈰、17日㈯、18日㈰、23日㈮祝、24日㈯、25日㈰にお茶会(10時から15時)、演奏会(11時と13時半から)などのイベントがあります。
成田山新勝寺大本堂の奥に広がる大公園、成田山公園は11月になると成田山公園一帯が紅葉で彩られます。
モミジ、クヌギ、ナラ、イチョウといった樹木が植えられていて、11月になるとこの辺一帯は、緑の景色から紅葉で一面赤と黄色の景色に一変します。
先日11月12日に成田山公園の紅葉を見に行きました。
11月中旬になると秋の紅葉で一面黄色と赤の景色におおわれていました。
以下に紹介していきます。
「大本山成田山新勝寺」の全体案内図です。
「大本山成田山新勝寺」は地図で表示されるくらい広大な広さで、成田山公園はこの「大本山成田山新勝寺」の中の北東にあります。
公園内には「茶室 赤松庵(せきしょうあん)」「浮卸堂(うきみどう)」「書道美術館」「文殊の池」「竜智の池」「竜樹の池」「雄飛の滝」などがあり、国内の観光客のみならず国外からの観光客が来園しています。
成田山公園の案内版です。
成田山公園の概要が書いてありました。
成田山公園は広く、公園内は飲食禁止で自転車や車の乗り入れも禁止で徒歩のみとなり、公園内を全部歩くと1,2時間位かかります。
ざっくりいうと公園内の北側が池で、南側が小高い丘の林になります。
この写真は公園内にある「竜智の池」という三の池の写真です。
一番東側にあり、東側から公園内に入ると一番近い池になります。
ここの池に「浮卸堂」があります。
「浮卸堂」から鯉に餌を与えている方が複数いました。
この池には錦鯉や外来種の鯉が複数して、この池と隣の池の境が上記写真の下部に映っているような石だたみで遮られていて、この石畳からも鯉に餌を与えている人がいました。
「浮卸堂」の写真です。
紅葉まつりでは、この「浮卸堂」で演奏会が開催されます。
この「浮卸堂」を周囲の池の辺りから取り囲むように演奏を聞くことになります。
「浮卸堂」の周りは池で取り囲まれているので障害物がなく、楽器の演奏が響きわたります。
二胡・箏・尺八による演奏を聞きながら、紅葉の景色を鑑賞するのもいいでしょう。
「浮卸堂」から見た「竜智の池」の写真です。
中国の山奥のような壮大な景色です。
「竜智の池」から見て南側は高い木々の林が広がっていて、池の周辺に紅葉に木々が植えられているのがわかり、ところどころに緑の景色から紅葉の景色に変わっているのがわかります。
あと、1,2週間もすれば池の縁にある木々は紅葉に変わり、写真の風景が上部は緑、中部は紅葉に木々、下部は池の水鏡に映った紅葉と幻想的は景色に変わります。
池には色とりどりの錦鯉がいます。
主に金、白、赤などの一般的な色の錦鯉が中心で、その他には外来種の黒ずんだ色をした鯉が20~30匹いました。
大きさは大小様々で、栄養がいいのか50センチ以上の大きな鯉もいました。
「成田山書道美術館」の写真です。
美術館の中には複数の書物があるので、書道に興味のある方におすすめです。
美術館の中にはトイレもあるので、トイレを使いたい方はこちらによるといいでしょう。
「竜智の池」の辺りを歩いた時の写真です。
「成田山書道美術館」と「竜智の池」の間になり、植木職人さんが手入れをしているのかよく手入れがされていて日本庭園のような風景で、奥に梅林があります。
夏には梅の実が無数に実のでしょう。
紅葉の景色に変わっていくのがわかります。
池の辺りには紅葉の木が植えれていることがわかります。
水鏡に紅葉の木々が映るように計算されているのか、紅葉の木は池の周辺に多く植えられているようです。
まるで水彩画のような景色です。
奥の紅葉の葉が散ってしまっていたのが残念です。
周囲に紅葉の落ち葉があまりなかったので、ずいぶん前に散ってしまったようです。
木によって紅葉の時期が違うようです。
こちらの写真は上記の写真の対岸から反対側に向けて撮った写真です。
これから紅葉が始まる寸前で、もう1,2週間後になればちょうどよい景色に変わりそうな予感がします。
落ち葉を食べようと集まっているのか、紅葉の木の下には鯉が集まっていました。
落ち葉を餌に、鯉は丸々と太っていました。
紅葉と松の風景で松の葉も紅葉に変わっています。
松の葉も紅葉に変わるのは驚きでした。
松の葉は細いので、松の葉の隙間から見える向こう側の景色が、余計に松の葉の紅葉を引き立てていました。
こういう風景を見ながら抹茶を飲むのが茶道でしょうか。
紅葉まつりのたて置き看板がありました。
17日㈯ 18日㈰に成田山書道美術館内で展示会があるそうです。
「クラフト展-手仕事いろいろ-」「世界と日本の大昆虫展」が開催されるそうです。
寒い公園内を鑑賞して体が冷えたら、美術館内で「クラフト展-手仕事いろいろ-」や「世界と日本の大昆虫展」を楽しんで体を温めてから再度公園内を散策するのがいいでしょう。
紅葉の木と緑の葉、黄色の落ち葉、風が弱く天気が良かったら池が水鏡になって池の辺りにある紅葉の木が映りこみ幻想的な景色だったでしょう。
天気が悪かったのが残念です。
笹の葉の林です。
公園の全体図や案内図には載っていなかったのですが、この辺り一帯に笹の葉が生えられていて、この一角だけ笹の葉林でした。
文殊の池の南側に位置し「文殊の池」と梅林の間にあって、パンダがいたら喜びそう(笑)。
一の池「文殊の池」の写真です。
「文殊の池」から「平和の大塔」に向かって撮った写真で、紅葉の木々の間に「平和の大塔」が見えます。
黄緑と黄色と赤のコントラスト。
あと1、2週間したら一面黄色と赤の秋景色に変わるでしょう。
この日は天気が悪くあまり陽が当たらなかったのですが、天気のいい日であれば陽が木々や葉っぱを照らしていっそう輝かしい光景になるでしょう。
対岸から撮った写真です。
公園の奥の方だったのですが、たまたま日が射して木の葉が輝いています。
柵の中は侵入禁止だったので池をのぞき込むことができなかったのですが、うっすら紅葉の木々の風景が映り込んでいました。
「竜樹の池」と呼ばれる二の池の写真です。
池に水鏡となってうっすら木々が映っていますが、波風がたって影程度しか映り込んでいませんでした。
風が弱かったらもっとはっきり紅葉の木々が水鏡に映り込んで、地上と水鏡の両面に紅葉が映って景色一面紅葉に彩られたので残念です。
橋から撮った「文殊の池」の写真です。
少し陽がでて鮮やかな色彩です。
この辺は成田山公園の奥の方になるので、全体的にうっすら暗くひんやりした印象を受けました。
「平和の大塔」の写真です。
たまに噴水がでていますが、音は大きくなくひっそりと静かなでひんやりした雰囲気でした。
大塔のまわりの木々の紅葉で、一ヶ月前と趣が違います。
一ヶ月前は大塔のまわりに緑の葉の木々が生い茂っていたのですが、少しずつ紅葉に彩られて、景色を変えていました。
「文殊の池」の先にある「雄飛の滝」の写真です。
滝はあるのですが滝の音はほとんどしていなくて、静かな雰囲気でマイナスイオンがでていました。
「雄飛の滝」と「平和の大塔」の間の林の中です。
イチョウの木が乱立していて、イチョウの匂いがしました。
もし興味があれば以前に書いた前回のブログ「成田山公園紅葉(もみじ)まつりについて(前編:紅葉前の10月版」(下記アドレス)の写真と比較してみてください。
緑の景色から黄色と赤の紅葉の景色に変わっていく変化がわかります。
10月と11月で紅葉の移り変わりがはっきりわかるので、いっそう秋の季節を感じられます。
11月の終わり頃になればいっそう紅葉もすすみ、赤と黄色の景色になります。