クロスバイクのタイヤについて

クロスバイクは、機種によってタイヤの性質が違います。

タイヤの太さや大きさ、厚さ、スポーク(車輪の中心から、タイヤに向かって張り巡らされている、針金のような棒)の数などです。
 

クロスバイク画像1
 

 

クロスバイク画像2
 

写真のように、同じクロスバイクでも、機種によってタイヤが、見た目でも全然違うことがわかります(注:2台のクロスバイクの購入時期は同じで、使用頻度も大きく違いません)。

前者は、クロスバイクでも、よりシティバイク(ママチャリ)に近く「ややスピードを犠牲にして、強度が高く、乗り心地が良い」という特長があり、後者はクロスバイクでも、よりロードバイク(競技用自転車)に近く「強度や乗り心地を犠牲にして、スピードがでる」という特長があります。

タイヤの拡大写真です。
 

クロスバイクタイヤ画像1
 

クロスバイクタイヤ画像2
 

写真のタイヤは、クロスバイクの機種は違いますが、両方共身長180㎝以上の方が対象の大型のクロスバイクのもので、タイヤが違うことがわかります。

タイヤの溝の深さや太さの直径、スポークの数などです。

写真から、「前者の写真のタイヤの方が溝が深く」、「後者の写真の溝が浅い」ということがわかると思いますが、タイヤの溝が深いということは、それだけ厚く丈夫で、自転車の天敵「パンクに強い」ということです。

前者の写真のタイヤの太さが直径4㎝で、後者が直径3㎝で、タイヤの太さの直径が大きいということは、「それだけ衝撃を吸収してくれ、乗り心地が良い」ということです。

スポークの数は、前者が18本で、後者が16本で、スポークの数が多いということは、それだけ丈夫で、タイヤから伝わる衝撃を分散してくれます。

逆に後者のタイヤは、「溝が薄く、太さの直径が小さい」ということは、「車体が軽く、地面との接触部分が小さく、摩擦が少ないので、スピードがでる」ということになります。

そして、スポークの数が少なくなれば、それだけ車体が軽く、スピードがでるということになります。

さらに、同じクロスバイクの機種でも、自転車のサイズ(対象身長など)によって、タイヤの大きさが変わります。

タイヤの大きさが大きくなれば、その分、円周が大きくなるので、一漕ぎ当たりのスピードが早くなります。

まとめ

タイヤが、シティバイク(ママチャリ)寄りのクロスバイクで、太く厚ければ、衝撃に強く、衝撃を吸収してくれ、悪路や段差でも影響なく走れ、パンクにも強くなります。

反対に、タイヤがロードバイクに寄りのクロスバイクで、タイヤが細く薄くなるほど、車体が軽くなるので、スピードがでます。

クロスバイクを選ぶ時には、自分のクロスバイクの使用目的に合っているか、タイヤをよく注視しましょう。