自転車用ヘルメットについて

自転車用ヘルメットは、通常のヘルメットとは違い、使い捨ての消耗品です。

注意しましょう。

一般的なヘルメット(工場や工事現場で使用されているヘルメット)は、強度がものすごくあり、破損しない限りは何十年も使用できますが、自転車用のヘルメットは一度でも大きな衝撃を受けてしますと、見かけ上損傷が無くても、もう衝撃を吸収できないので、その機能が十分に発揮できなくなり、買い替えが必要になります。

自転車用のヘルメットは、消耗品なのです。

工場や工事現場で使われている一般的なヘルメットは、硬いプラスチック状の外層と、ネットや柔らかいプラスチックで、頭部を吊るような作りの内層で、衝撃を吸収して、内部の頭部を保護します。

一般的なヘルメットは、大きな衝撃を受けた時に、ネットや柔らかいプラスチックがしなって、内部の空間(隙間)で衝撃を吸収する作りです。

そのため、一般的なヘルメットは、外観上損傷がなければ、一度大きな衝撃を受けても、そのまま使い続けることができます(ただし、劣化している可能性があるので、買い替えた方が安全です)。

対して、自転車用のヘルメットは、シェルと呼ばれるプラスチックの触感の硬い外層と、ライナーと呼ばれる柔らかい発泡スチロールに近い触感の内層の2層になっています。

大きな衝撃を受けると、例え外観上損傷が無くても、内部のライナーが潰れることで、衝撃エネルギーを吸収して、頭部を守ってくれます。
 

自転車用ヘルメット画像
 

そのため、一度大きな衝撃を受けた自転車用のヘルメットは、外観上損傷が無くても、内部のライナーが潰れていて、再度同じ様に大きな衝撃を受けた場合、十分に衝撃を吸収しきれず、その機能を十分に発揮できずに、頭部を守ることができないことがあります。

自転車用のヘルメットは、消耗品です、一度でも大きな衝撃を受けたら自転車用のヘルメットは、外観上損傷が無くても買い替えましょう。