「クロスバイクとマウンテンバイクの比較(ギアチェンジ編)」
今日も、クロスバイクとマウンテンバイクについて比較してみたいと思います。
クロスバイクは、多様性があり、一つ一つの部品が効率よく力が伝わる「高性能のスポーツバイク」なので、スピードがでて、見た目もいいので、乗ってみると風をきるように、爽快にサイクリングできます。
一方、マウンテンバイクは、タイヤが太く厚く、パンクにも強く、めったにパンクしません。
マウンテンバイクは、丈夫で障害物に強い分、車体が重く、タイヤの摩擦も大きいので、ギアを最速にしてもあまりスピードがでません。
マウンテンバイクは、サイクリングにあまり向かない自転車で、マウンテンバイクという名前だけあって、登山や悪路の移動に向いています。
以下に、対象的な2つの自転車、クロスバイクとマウンテンバイクの違いについて、各部位毎に比較検証していきたいと思います。
ギアチェンジ
クロスバイクのギアチェンジは、一般的な自転車(ママチャリ等)と異なり「ギアを上げるレバー」と「ギアを下げるレバー」が分かれています。
写真の通り、「ギアを上げるレバー」は小さく、「ギアを下げるレバー」の方が大きいことがわかります。
また、現在のギアの表示は、赤丸で囲んだ部分に表示されます。
写真では見えにくいですが、赤い線の位置で現在のギアを表示します。
ギアチェンジのレバーは、大体「ギアーを上げる用のレバー」と「ギアーを下げる用のレバー」両方共、ハンドルの右手側に付いています。
右手の親指で、両方のレバーを、操作できるようになっています。
ハンドルを握りながら、親指だけでレバーを操作するのは、初めは戸惑いますが、30分もすれば慣れるので、難しくありません。
ギア数もせいぜい7段くらいなので、操作に戸惑うこともありません。
また、ギアチェンジは、ペダルを漕ぐのを止めてからギアチェンジするのではなく、ペダルを漕ぎながらギアチェンジした方が、ギアを上げる時も、ギアを下げる時も、スムーズにギアチェンジできます。
一方、マウンテンバイクは、両方のハンドルにギアチェンジ(一般的な自転車についているグリップ回転式のギアチェンジ)がついていて、右手側に付いているギアチェンジが、一般的な自転車についているメインのギアチェンジで、後輪のギアを操作するグリップシフトになり、左手側に付いているギアチェンジが、サブ的なギアチェンジのフロントギアを操作するグリップシフトになります。
大体、右手側のフロントギアを操作するギアチェンジが3段で、右手側の後輪のギアを操作するメインのギアチェンジが7段前後です。
チェーンの張りが、張り過ぎたり、緩みすぎたりしないように、右手側のメインのギアチェンジに対して、左手側のサブのギアチェンジで、適度なチェーンの張りになるように調整しましょう。
右手側のメインのギアチェンジで操作するギアチェンジの部品が、こちらの写真の箇所、後輪にある部品になります。
そして、左手側のサブのギアチェンジで操作するギアチェンジの部品が、こちらの写真の箇所、ペダルの上にある部品になります。
ロードバイクを乗ったことがない人は、「両手にある、2つのギアチェンジレバーを操作する」ということがあまり無いので、チェーンの張りを調整するという感覚がわからないと思います。
ロードバイクに挑戦する練習台として、「乗りやすいマウンテンバイクで、両手のギアチェンジの操作に慣れて、チェーンの張りを調整する感覚を掴んでから、ロードバイクに改めて挑戦してみる」というのも良いかもしれません。